いわき市の雑貨店ティオキア|印傳商品の詳細

印傳屋商品について

印傳(いんでん)とは

革工芸に独自の領域を拓きながら四百余年の伝統を歩む<印傳>
この貴重な文化財産である確かな技を今日まで伝える印伝屋

伝統を守りながら現代の息吹を巧みに取り入れ、印傳を通じて日本のよりよき文化を伝えていきます。

<いんでん>の名の起こりは印度伝来を略して印傳といわれるようになったと伝えられています。柔らかくて強い鹿革に漆で模様をつけるのも印傳技法のひとつです。<いんでん>などの革工芸の歴史をたどると、遠く奈良時代につくられた文箱(東大寺蔵・国宝)などに、その源流がみとめられます。

印傳の歴史

[ロゴ]印傳屋勇七

四方を山々で囲まれた山梨は古くから鹿革や漆を産出していたことから、<いんでん>が生まれ育つのにふさわしい地だったのでしょう。
遠祖上原勇七が、鹿革に漆で柄付けをする独自の技法を創案、ここに甲州印傳がはじまったといわれています。

右は老舗の印傳屋の暖簾に代々使われているマークです。現在でも印傳屋の製品にはすべてこのマークがついています。これは印傳屋上原勇七の厳格なチェックにより選ばれた製品にのみ許されるマークです。これはまた、十三代にわたってお客さまに愛されてきた信頼のしるしであり、上原勇七の誇りと自信の証しでもあります。

印傳の素材

古くから日本人に愛用されてきた鹿革。人間の肌に最も近いといわれるしっとりとした手触りは、いつの時代にも私達を惹きつけます。そして、この鹿革に、あでやかな美をそえる漆もまた私たち日本人が愛用してきた素材です。このふたつの天然素材が醸しだす<いんでん>の奥深い味わいです。使い込むほど増してくる独自の風合いは、本物だけが持つ希少な価値といえます。

漆の語源は「潤う」または「麗し」によるといわれています。漆のすぐれた性質が日本人の創意を触発して、古来さまざまな細工物、工芸品が生み出されました。漆のもつ接着力、粘膜の強さ、そして独自の光沢は、細工師たちにとって実用と装飾を兼ね備えた天与の素材だったのです。<いんでん>に施された色漆はカブレることがなく、時が経つにしたがって色が冴えてきます。手にするたびに愛着を育てる美しい輝き、それが漆の魅力といえます。

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